有機質肥料って何? | |
有機質肥料ってどんな効果があるの? | |
「アミノ酸」・「核酸」って何? | |
有機質肥料の種類で違いはあるの? | |
有機質肥料の欠点は? | |
有機質肥料の上手な使い方を教えて! | |
有機質肥料って何? | |
有機質肥料とは、動物や植物から作られる肥料のことです。 鉱物を加工したり、化学的に合成さえて作られるものは無機質肥料といいます。 この後、普通肥料としての有機質肥料についてご説明いたします | |
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有機質肥料ってどんな効果があるの? | |
有機質肥料は、無機質肥料のようにすぐには効かず、微生物に分解されながら徐々に効いてきます(緩効性)。つまり、長効きして、肥料が無駄になりにくく、濃度障害を抑え、作物の健全育成にも役立ちます。また、有機質肥料には、多くのミネラル(微量要素)が含まれていますので、品質向上にも役立ちます。さらには、微生物の餌になることで、有用微生物の繁殖を促進します。 | |
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「アミノ酸」・「核酸」って何? | |
「核酸」は、生物の遺伝子(DNA・RNA)のことです。「アミノ酸」は、有機質肥料のチッソ源である、「タンパク質」を構成している物質です。 「核酸」も「アミノ酸」も、通常の有機質肥料の中に豊富に含まれています。有機質肥料の種類によって、含まれるアミノ酸は異なりますが、どれも作物の育成に大きく貢献します。 | |
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有機質肥料の種類で違いはあるの? | |||||||||||||||||||||||||||||||
有機質肥料は、そのアミノ酸組成や含有しているミネラルなどにより、効果や肥効が異なると言われています。肥効は、高タンパク(高チッソ)のもの、低油分のものの方が早く効き、また植物系より動物系の方が比較的早く効く傾向があります。代表的な有機質肥料の効果例を下に挙げます。
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有機質肥料の欠点は? | |
有機質肥料は、その組成上(炭素、水素、酸素などを多く含むため)、無機質肥料に比べ、肥料成分は低くなっています。成分単価でいえば、高価なものとなります。また、緩効性という肥効特性から、効かせたいときに効かせられないという欠点もあります。植物性の有機質肥料では、施肥直後に播種を行うと発芽障害を引き起こしやすくなります。無機質肥料に比べ、特有の臭いがあるのも、有機質肥料の欠点といえば欠点です。(化学肥料は、海外市況で大きく変動するが有機質肥料は変動が少なく、安定した価格で推移) | |
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有機質肥料の上手な使い方を教えて! | |||||||||||||||||||||||||||
これまで見ていただいたような、有機質肥料の特性を生かすために、以下の点を考慮して使ってください。 | |||||||||||||||||||||||||||
1.播種・定植の1〜2週間前には施用する。 2.多肥は行わない。(特に施設栽培)→ガス障害回避 3.求める効果を考えて、何種類かを混合して使う。 4.初期の肥効が劣るので、無機質肥料と併せて使う(特に追肥)。 5.続けて使用する(地力向上・効果アップのため)。 参考資料/主なアミノ酸の効用、作用
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参考:「もえぎ 2010年春号」朝日工業株式会社 |