見た目重視派?それとも中身重視派?  2006年/09/14(木)
皆さんは見た目重視派?それとも中身重視派?
異性を選ぶ時の基準ではありませんよ〜 これは、梨を選ぶ時の基準というか本当はこんな梨が理想!!って話です。
与佐ヱ門では、どの品種も袋をかけないで栽培しています。でも二十世紀梨やかおり梨、新高梨などは栽培されている農家の殆どが袋をかけています。袋は、病害虫から守ったり梨の表面(皮)の仕上がりをきれいにしたりという理由でかけています。しかし、与佐ヱ門ではどの品種も袋をかけていません
それはなぜでしょうか? ただめんどくさいから?ではありません、ちゃんとした理由があるんです。

 
梨は、HP内でも紹介していますが、いかに葉一枚一枚に日光の光を当ててあげるかが重要です。それと同じように梨の実も自然の空気に触れ適度に日光を浴びて育った方がより甘く濃厚な味に仕上がります。しかし、いざ販売するとなぜか表面の汚いものではなく綺麗なものが好まれてしまいます。確かにご贈答用でお買い求め頂くことが多いので、当然ですが梨本来の味を楽しむなら 無袋の梨を食べてみてください。きっと感動してもらえると覆います。特に「かおり梨」は絶品です!!
 
先日「テレビで梨について特集されていたよ」とお客様が教えてくれましたが、聞けば梨は梨の表面がツルツルになった梨が美味しいとのことでしたが、それは、若干違っているように思います。品種によって異なりますが、今が旬の豊水や、真夏の梨 幸水などは、むしろ果点と言いますが、皮の表面のザラザラが重要なんですね。これが付いているものは新鮮だし、樹の状態も良いと判断できます。ですからこのような梨を選ぶのが良いと思います。幸水は皮の表面がツルツルで色ムラのあるものは避けたいですね。かおりや二十世紀、新高などは、逆に色が少し薄くなり表面に光沢が出てきたものがよいものです。
与佐ヱ門にナシーサーがやってきた!!  2006年/09/13(水)
昨年の暮れにの思いつきから始まったナシーサー計画から10ヶ月に期間を経てついにナシーサーが完成しました。石垣島に工房を持つ工房奈夢さんに依頼して、何度もデザインの打ち合わせを行い、製作者の村山さんにはわざわざ石垣島から浅草まで来て頂き、イメージは雷門に構える雷神、風神や狛犬を模してデザインしてもらいました。また、与佐ヱ門らしさという事で、力強く梨を担がせました。
口は「阿吽」を表現」し、阿は真実や求道心、幸福を呼び込む、吽は智慧や涅槃、幸福を逃がさないに喩えました。
おおよそのデザイン画はいただきましたが、果たしてどんなナシーサーが完成するか待ち焦がれていましたが、想像以上の出来上がりに顔もほころんでしまいます。
今日は、納品後の細かい手直しのために、来て頂き色の調整等をして完成しました。
 
パッと見ると焼き物?と思いますが、これは漆喰(しっくい)で作られています。
漆喰は石灰と藁と水を入れて混ぜ合わせて出来たもので、自然乾燥させただけなので叩いたりぶつけたりすると欠けてしまったりしますが、焼き物と違い修復が可能なので万が一破損しても安心です。
でも、ナシーサーが来て数日経ちますが叩く方がいますので是非、観察程度にお願いします!!
ナシーサーはこれから与佐ヱ門やお客様に幸せを呼び込んでくれると思います。
是非、ナシーサーを見に来てくださ〜い!!

工房奈夢の村山さん
ありがとうございました。 感謝。



すっかり「秋めいて」  2006年/09/12(火)
最近は残暑というよりすっかり「秋めいて」という挨拶はぴったりの陽気にになってしまい梨の出番がなくなりそうで少々心配しています。
今年少し気になることがありまして、それは市川から富里農場に行く途中に千葉ニュータウンという町があり、そこを県道464号が通っていて道の両脇には桜の木が植えられています。
春になるときれいな桜の花が街道を飾っていますが、その桜の葉が今年はやけに早く落葉しています。
僕の記憶だとだいたい9月の下旬頃に落ちているように思いますが、今年は、8月の下旬から落葉が始まったように思います。
まさか残暑がなく直ぐに秋→冬となってしまうのか?と心配しています。
梨はと言えば、ここ数日の寒さで、少々生育が遅れているようです。
いつも、「天候に左右されますから」などと言っていますが、今年ほど焦れる年は初めてです。
さすがにここまで遅くなるとお客様にもご迷惑をおかけしてしまうので出来ることなら直ぐにでも収穫してしまいたいのですが、より良い梨をお届けしたいと思うとやはり妥協できないのです。。。
もしかすると、私が常々お話している「旬」というがまさにこれなのかな〜と自分に言い聞かせています。
そんな事を考えつつ今日は梨の大きさの比較写真を撮ってみました。
よく客様から「Lサイズの梨をください!!」とご注文を受けることがありますが、基本的に与佐ヱ門では3L以上の商品しか扱っていませんので、一列に並べてわかりやすく比較してみました。
与佐ヱ門では何個入りと表現していますが、写真右から7個入り→最後は13個入りの豊水です。7個入りの梨は一つ700gくらいです。
一個700gの梨の相当するモノは野球のキャッチャーミットの重さに相当します。
きっとこの喩えは野球をやっている方にしかわからない喩えでしたが(色々探しましたがなかなか見当たらなかったので・・・)、箱の中にミットが7個入っていると思ってください(ちょっと投げやり気味です)そんな感じです。
千葉県梨味自慢コンテスト  2006年/09/03(日)
ご報告です。
1日の日記にも書きましたが、千葉県梨味自慢コンテストの結果が今日出ました。
審査方法は梨の色、形状、糖度等を審査の上最終決定は一般の方による食味で決定されるようです。
今回は県内110の出品があり、その上位に入賞し、お蔭様で3年連続賞を戴くことができました。
今年は千葉県議会議長賞を戴きました。
これは一年を通じて一緒に仕事をしている両親、かず君、升井さん、石川さん、田中さん、松丸さんのお陰です。
本当にありがとうございます。これを励みに多くのお客様に喜ばれる梨を作れる様、更に努力をしたいと思います。
宝石の様に輝くトマト  2006年/09/02(土)
今年の夏は、私の後輩になる東京農大の1年生の男の子達が2人住み込みでアルバイトに来てくれています。
一人は柳楽ユウヤ(象の映画に出演していた男の子)に似た冨塚君。
もう一人は通称"オッサン"と呼んでいる林君。
聞けば共に18歳!!私とひと回り以上離れていて愕然としました。
そんな二人ですが、真面目に働いてくれています。
今日林君の実家から栽培しているトマトが届きました。箱を開けてビックリ!!宝石の様に輝くトマトが飛び出てきました。
私の父は、宝石とは縁遠い人なのに見た瞬間に、『ウォー!!ルビーみたいにきれいやぁ〜』と彦麿呂ばりの例えで驚いていました。
見た目が良いだけではなく、食べたら甘く、ジューシーで手が止まりませんでした。そんなトマトを皆さんにも写真でおすそ分けします。

今日から豊水の収穫が始まりました〜  2006年/09/01(金)
今日から豊水の収穫が始まりました〜
7月頃の予定では8月27日頃には収穫が始まると考えていましたが1週間近く遅れてしまいました。
梨の収穫が遅れる理由は色々あって、一番の原因は天候による事が多く、今年は、皆さんもお解かりの様に、天候不順が続き、特に7月中旬から7月一杯続いた曇天が大きく影響してしまいました。
7月は収穫直前で一気に梨が肥大する時期ですが、そこで日照不足の為梨全般に生育が遅れてしまいました。
逆に、余り早く収穫が始まると梨の品質が悪くなる事もあります。
その場合には、肥料を土に撒いて根から養分を吸わせることで収穫を遅らせたりもします。
この方法はテクニックが必要でタイミングを間違えてしまうと大変な事になってしまうので細心の注意が必要です。
 私達の仕事は自然相手なので数ヶ月先の気象条件を予測しながら管理をしなければいけません。。。
どんなに良い梨ができても台風が直撃してしまえば全て駄目になってしまう事もあります。
今もハリケーンから台風に変わった12号がこちらに向かっているようです。気付けば今日は立春から数えて210日、日本では210日前後は最も台風が日本に来ることが多く災害が多い時期と言われています。
梨は棚というものに枝を縛り付けてあるので、ちょっとやそっとの台風では、梨が落ちてしまうことはありませんが一番恐いのは突風や台風が通り過ぎた後の吹きかえしの風です。
台風が通過中の風は、大変強いのですが一定に吹いているので梨が落ちる事が少ないのですが、吹きかえしの風は、突風が吹くので梨が落ちやすいのです。
とにもかくにも、この12号には反れてもらいたいものです。
今日はもう一つイベントがありました。
千葉県では毎年 千葉県梨味自慢コンテスト という梨のコンテストが開催されています。
昨年は幸水で受賞しましたが、今年は豊水を出品する事になっていますので、今朝収穫した梨をコンテストに出品しました。
結果は9月3日に発表されます。果たして入賞できるでしょうか?